圓山大飯店「秘密の地下トンネル」を見学できる館内ツアー

秘密のトンネルを案内するホテルスタッフ 台湾

2018年4月に3泊4日で台湾に行ったときの旅行記です。2日目の朝は宿泊先の圓山大飯店(グランドホテル台北)の1階「松鶴レストラン」で朝食を食べてから、【秘密の地下トンネル(通路)】が見学できる館内ツアーに参加しました。

【圓山大飯店館内ツアー】
■料金: 110TWD(450円くらい)
■所要時間: 約40分
■内容: 圓山大飯店の歴史、百年の金龍、秘密の地下トンネルなどの見学

集合場所は1階ロビーのコンシェルジュがいるところです。午前10時に集合しました。

日本語のできるスタッフさんが案内をしてくれるときもあるそうですが、今回は中国語のみでした。

圓山大飯店の歴史パネル
圓山大飯店の歴史を写真付きのパネルで説明してくれます。国賓を迎えたときの写真や、著名人や文化人が宿泊したときの様子がわかる展示になっています。

剣潭山にあった金龍
百年の金龍。

もともと台湾神社前に設けられた銅製の龍が、圓山大飯店が増築された際、細心の注意を払いながら元の姿のまま、金龍レストランの入口に移動されました。1987年のリニューアルの際には24金メッキとなりました。特に注目したいのは、とぐろを捲いた3枚の龍の爪で、中国伝統の4枚爪あるいは5枚爪の金龍とは異なっていることです。引用元:圓山大飯店HPより

圓山大飯店の金龍
ホテルには彫刻や絵画など22万匹以上の龍がいて、強力なパワースポットになっているそうです。風水的にもとっても良い場所なんだそうです。

秘密のトンネルの入り口
いよいよ!秘密の地下トンネル(通路)への扉が開かれました。

秘密の地下トンネル(通路)とは・・・

長年にわたって神秘のベールに包まれてきた避難トンネル。これは総統府へ通じる秘密の通路だと推測する人もいれば、士林官邸に通じる道だと主張する人もいます。実際は圓山大飯店の建物が改築された時、ホテル側が設けた非常用避難ルートです。圓山大飯店は昔も今も唯一、避難道路を有する国際的なホテルです。地下道は東西両側にそれぞれ1本ずつあります。東側は出口が北安公園に位置し、全長67メートル、西側は出口が剣潭公園にあり、全長85メートルとなっています。引用元:圓山大飯店HPより

秘密のトンネルの階段と滑り台
ホテルのスタッフさんについて進みます。

秘密のトンネル滑り台
入り口すぐはかなり急な階段になっています。階段と並行して滑り台が設置されています。人が滑るにはあまりにも急では!?・・・実際、滑り台は荷物の運搬用として使われるそうです。

秘密のトンネルを案内するホテルスタッフ
トンネル内の壁が特長的です。防音効果のため壁の表面には無数の凹凸があります。

秘密のトンネル行き止まりの扉
最初は急な階段でしたが、しばらく降りるとなだらかな通路となり、ここが行き止まりの扉です。この先の風景が知りたい!

地下トンネル
行き止まりから折り返して来た通路を戻ります。けっこうしんどいです。

貸布のキープレートの展示物
エレベーターホールにある鍵の展示物。素通りしそうな場所ですが、これも意外とすごいんです。「貸布」鍵牌といわれるものです。

「貸布」とは西漢末期に使用された貨幣の一つです。1952年のホテル設立当初、財と富の象徴である「貸布」の形のキープレートを客室用に使用していました。これはアメリカから空輸で運んでこられた特注政のキープレートでした。銅製でずっしり重く、特徴あるデザインは財を呼び寄せるという意味が込められているため、多くの宿泊客の方々から愛され、中には「こっそりと」お持ち帰りになる方もいました。

時代の流れに伴い、2013年の客室改装工事では、全ての鍵は安全性の高いICカードに切り替わりました。圓山大飯店の特徴的なキープレートは使用されなくなりましたが、現在、圓山文創館に374個のキープレートを使用した高さ400㎝、幅209㎝の展示ウォールとなって甦りました。圓山の歴史の軌跡を未来永劫までとどめています! 引用元:展示物の解説より

貸布のキープレート
よく見ると部屋番号が記載されています。

秘密の地下トンネルは館内ツアーでしか見学できないようなので、参加する価値はありです!ただ中国語ガイドなので、解説は全く理解できませんでした。日本語であればホテルの歴史的価値がさらに理解できたはずなので、ちょっと残念でした。ホテルのことを予習していくとより楽しい滞在になると思います。

【圓山大飯店】
住所:台北市中山區中山北路4段1号
TEL:+886-2-2886-8888

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