2019年のゴールデンウイークに3泊4日で山形に行ったときの旅行記です。最終日(4日目)は朝から最上川の舟下りツアーに参加します。
最上川と言えば、江戸時代の俳人・松尾芭蕉が詠んだ「五月雨を集めて早し最上川」が有名です。その有名な最上川は全長は229㎞、船頭さん曰く『浮気しない川』だそうです。
理由は複数の都府県をまたいで流れる川が多いのに対し、最上川は山形県のみで完結している珍しい川だからです。勉強になります。
最上川舟下り 比較
最上川の川下りを楽しめるツアーは現地に2つあります。1つは「最上峡芭蕉ライン」、もう1つは「最上川舟下り義経ロマン観光」です。それぞれ特長がありますので簡単に比較表を作成しました。
検討した結果、私たちは「最上川舟下り義経ロマン観光」に参加することにしました。理由は舟の発着場所が同じなので、車の回送料金がかからないためです。それと仙人堂に立ち寄れるのも魅力でした。
「最上峡芭蕉ライン」は乗船と下船の場所が異なるため、マイカーを下船場所まで回送する料金がかかります(希望者)。もしくは下船場所からバスで400円で乗船した場所にも戻ることができます。
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最上峡芭蕉ライン | 義経ロマン観光 | |
---|---|---|
料金 | 2,450円(片道) | 2,300円(周遊) |
所要時間 | 約60分 | 約60分 |
車の回送料金 | 別途2,800円 | 発着場所が同じのため不要 |
運行時間 | 公式HP参照 | 10時~15時の1時間毎 |
立ち寄り場所 | 水上コンビニ | 仙人堂 |
最上川舟下り義経ロマン観光
義経ロマン観光の受付場所は高屋駅の駐車場スペースにあります。私たちはてっきり乗船場所で受付をするのかと思って行きましたが、だれもいませんでした(笑)
※受付は47号線沿いの舟の乗船場所にはありませんのでご注意ください。
受付は高屋駅に向かい細い坂道を登ったところにあります。車はそこに駐車できます。(無料です)
川下りをする舟です。
船内は茣蓙(ござ)が敷かれているので靴を脱いであがります。
いよいよ川下り開始です。
5月なのに桜がまだきれいに咲いています。
船頭さん曰く、最上川沿いには30以上の滝があるそうで、川下り中も所々に大小の滝が確認できました。松尾芭蕉ゆかりの地として、その後、多くの俳人がこの地を訪れています。正岡子規もその一人で、『朝霧や 四十八瀧 下り船』という句として残しています。
800年前に建立されたとされる仙人堂は日本でも珍しい渡し船でしか行けない神社。「恋愛のパワースポット」として縁結びや交通祈願にご利益があるそうです。
仙人堂の由来は義経一行が奥州へ下る際、従者の常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)がここで義経と別れて、終生この山で修業を積んで、ついに仙人になったと言われているからなんだとか。■参照元:「仙人堂由来書」現地の案内板より
「松尾芭蕉が腰かけた石」と説明があります。本当!?
最上川の舟下りは山形観光のメインのひとつに考えていたので、天気が回復して体験できたので良かったです。ゆっくりと進む舟から、川沿いの雄大な景色を眺め、最上川の概要や歴史をしることができた60分でした。船頭さんの山形弁でのユーモアあふれる語りも素晴らしかったです!
最上川下り 服装
5月上旬で気温は20度前後でした。寒さ対策で薄手のジャンバーやスプリングコートは準備していきましたが、船内は屋根と窓ががあるので直接、外の風に当たることはなく寒くありませんでした。
最上川 川下り 食事
お蕎麦といも煮の食事つきの夫婦が一組だけいました。ちらっと内容が見えましたが、わざわざ食事付きにしなくても川下りだけで十分かなと感じました。しかも10時の回だと朝食を食べたばかりなので、なおさら食事付きはもったいないと思います。