2024年3月に3泊4日でマニラに行ったときの旅行記です。
2日目はマニラ観光で外せない「イントラムロス」を歩いて周りました。(→地図)
イントラムロスは16世紀スペイン統治時代に作られた旧城壁都市で、そこには当時の面影を残す街並みがいま存在しています。マニラの歴史を知るうえでとても重要な観光スポットです。
主要なところしか見なかったので、イントラムロスの滞在は3時間程度でしたが、じっくり見るなら1日はほしいです。
歩くのが苦手、という人には「カレッサ」という馬車があります。ちなみにぼられるってクチコミがあったので利用してません。
ただ、思ったほど勧誘はしつこくなくて拍子抜けしました。
サンチャゴ要塞
サンチャゴ要塞はスペイン統治時代の1590年代に海賊などの外敵からマニラを守るために作られた要塞だそうです。そしてアメリカ、日本の植民地/占領時には軍事拠点としての役割を果たしています。
公園内には戦争の遺物が保管展示されています。
入場料は75ペソです。日本の城址公園のようで観光客が大半ですが、社会科見学の小学生や子どもが普通に遊んでました。
アメリカ軍のバラック跡。
ガイドブックに必ず出てくる石の門。この先にはスペインからの独立を指導したフィリピンの英雄ホセリサールの記念館があります。
また、日本の占領時に使われたdungeon(地下牢獄)跡が残っていて、狭い地下内部に身を屈めながらはいることができます。
等身大の日本兵の人形が展示してあって、当時の戦争における日本人の残酷さを生々しく表現していて、心が痛みました。
マニラ大聖堂
サンチャゴ要塞のあとはマニラ大聖堂です。1571年に創建されたイントラムロス内でひときわ目を引く建造物です。
入場料は無料で内部を見学できます。
ステンドグラスが見ものです。
カーサマニラ
スペイン統治時代に上流階級が住んでいたとされる家を博物館として見学できます。内部の見学は入場料がかかるので、外のみ見学しました。
カーサマニラに隣接したホテルのレストランで休憩。ミニストップでしか食べてたことのなかった本場のハロハロ。めちゃくちゃうまい!
石畳の中庭。中世ヨーロッパの風景がマニラに残っています。
サン・グスティン教会
マニラで唯一の世界遺産、サンアグスティン教会。
教会の隣に博物館があって、この博物館が見どころ満載で、興味深い展示がたくさんあります。
教会の入場料は無料ですが、博物館は200ペソかかりますがその価値ありです!
噴水のカメ。博物館ですが1階と2階に宗教的美術品が多数展示されていて、どれも本当に興味深いものばかりでした。
ただ宗教的な意味合いも強そうなので展示品の写真はほぼ撮らずでした。
博物館の2階から教会内部を見下ろせる場所があります。この場所、意外に知られていないみたいです。
天井や壁の見事な彫刻と思いきや、これ全部絵なんです!
時間の関係で駆け足での観光でしたが、次はホセ・リサールの博物館も行きたいし、カーサマニラの家の中も見学してみようと思います。
イントラムロスはマニラの歴史が詰まった貴重な観光スポットでした。治安はひったりくの被害が多いらしくビビってましたが、危ない目には遭いませんでした。
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