2020年7月に2泊3日で京都へ行ったときの旅行記です。初日の午後は平等院鳳凰堂を見学するため京都駅から宇治まで足を伸ばしました。
宇治と言えば”抹茶”ということで、平等院鳳凰堂の見学後にJR宇治駅近く、閑静な住宅街にある「辻利兵衛本店」に行きました。
宇治駅と平等院周辺には多数のお茶処があります。今回こちらを選んだ理由は老舗茶問屋が提供する本格的な抹茶スイーツ魅力的だったのと、観光エリアから少し離れた場所で、静かに京都っぽい雰囲気が楽しめそうだったからです。
門をくぐると素敵な和の庭園が広がります。店内には「花見席」という特等席があり、その美しい庭を眺めながら、お茶が楽しめます。まさに優雅な茶宴です。
さて、そもそもなぜ「宇治=ブランド茶」なのか気になったので、店内で順番待ちの間に調べてみました。
・山城地域はお茶の栽培に適した気候と風土であること。宇治茶と言っても、産地は京都の隣接地域のものも含まれ、決まった栽培・製法でされているものだそうです。
・高級嗜好品の消費量が多い、都(みやこ)が近かったためで、昔、高級品だったお茶は京の将軍や大名など位の高い人が好まれていたからです。
季節のモンブラン。
おすすめのお濃茶パフェ宇治誉。
かぶせ茶 鳳凰 、上生菓子付きです。
「かぶせ茶」は遮断幕を直接、茶の木にかぶせ、直射日光を遮って栽培するため、渋みが少なく、旨みが多い味わいになるそうです。
「ほぉ~、これがお茶なんですね。」とひと口めの感想。
専門的なことはさっぱりわかりませんが、1杯目はお茶ではない違う飲み物を飲んでる感じです。2杯目、3杯目と飲む続けると、普段飲んでいるお茶に近づいていきました。
ちょっと贅沢なお値段ですが、スイーツだけでなくお茶の注文もおすすめです。お茶の印象がガラリと変わるレアな体験となります。
■住所:京都府宇治市宇治若森41
■電話番号: 0774-29-9021
■営業時間:10:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
■定休日:火曜日
■アクセス(行き方):JR奈良線「宇治駅」徒歩6分
■食べログ:辻利兵衛本店
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