2025年2月の土曜日に土浦に日帰りで行ったときの旅行記です。
郊外の旅行は車じゃないと不便で楽しめないと思いきや、土浦駅周辺だけでも見どころ多数、納得いくグルメスポットもあって、車なしでも充実した旅行ができちゃいました。
こんな感じの条件で旅行しました。
自転車の街としてサイクリストに人気の土浦ですが、今回行ってみて、駅周辺にも充実した観光資源があるので、もっともっとPRすればいいのに、と思いました!
土浦まちかど蔵「大徳」

まず最初に訪れたのは土浦まちかど蔵「大徳」。駅から徒歩15分くらい。
この通りは旧水戸街道で現在は「中城通り」の呼び名。たくさんの商家が集まっていた通りだそうです。
ラッキーなことにボランティアガイドさんにマンツーマンで蔵について解説してもらいました。

江戸後期の呉服店を改装した蔵で、2階には時代を感じる貴重な品々の展示。昔の写真もいくつかあって面白い。

別の階段から2階に上がるとこちらは家主の部屋。
この部屋のポイントは天井の棹縁(さおぶち)の四角い区切りが床に敷かれた畳の形と正対しているところ。

書院造りの柱はザクロの木。ゴツゴツした表面が家の柱として使っているのが珍しい。

襖の敷居に将棋の駒の形。大工さんの遊び心。

ガイドさんがかなり珍しいといっていた天井の棹縁(さおぶち)がねじれてるとこ。

欄間の透かし彫り。三重県の風景が描かれています。

不思議な模様の壁だなぁと思っていたら、鋸山から運んだ石壁で、呉服店の蔵なので生地を守るための防火壁の役割を担ったそうです。

第24弾のマンホールカードゲット。
土浦まちかど蔵「野村」と土浦ツェッペリン伯号展示館

明治時代から砂糖商を営んでいた野村家の建物。

裏手にあるツェッペリン伯号の展示館。あの世界最大の飛行船ツェッペリンが世界一周の途中、土浦に寄港したなんて知らなかった!
亀城公園と土浦市立博物館

土浦市のシンボル亀城公園。室町時代に築かれた土浦城址。

東櫓が展示館になっています。昔、時を知らせるのに使われていた太鼓。

土浦市立博物館。入場料200円で亀城公園の東櫓にも共通券として入場できます。

土浦の発展に霞ヶ浦と筑波山は切っても切れない強い結びつきがあるのが学べました。
保立食堂 土浦

ここからはグルメのご紹介。創業明治2年の保立食堂。交差点の角で存在感放ってます。建物だけでも歴史的価値がありそう。

お店に入る天ぷらを揚げるゴマ油の香りが漂います。店内の雰囲気もいいです。

保立食堂のメニュー。天ぷらが看板メニューですがお刺身もあります。

上天丼。お味噌汁ではなくあら汁なのが保立食堂の特長。

タレが天ぷらにしみた柔らか衣の天ぷらです。海老が大きい。かき揚げは少し素材の味がわからなかったのが少し残念。
千勝堂 土浦

地元で人気のパン屋さん。

自宅用に購入したパン。名物は土浦のれんこんを使ったカレーパン。全体的に安いです。

2階がイートインになっていたのであんドーナツをいただきました。コーヒーが120円でかなり良心的。
高月堂 土浦

駅前のロータリーにひときわ目立つ洋菓子店。ショーケース越しの店主にお聞きしたら創業71年だそうです。

見ているだけで元気がもらえそうなカラフルなケーキがたくさんあります。
メディアにも何度も取り上げられているモンブランが人気商品です。
Yahooニュースにもなってます。リンクはこちら>>

バレンタインのこの時期だけ作るチョコレート。来年はカカオ2025年問題もあって作れるかどうかわからないそうで、今年買えたらラッキーかも!

早速その日の夕食後にいただきました。
ロールケーキをモンブランペーストで包んだような感じで、栗の風味はしっかりで美味しく、新ジャンルのモンブランです。
土浦までは東京駅から特急で48分とゲキチカで、車なしの日帰り旅行にふさわしい場所でした。