2019年8月の夏休みに1泊2日で千葉の館山に行ったときの旅行記です。
東京湾の入り口に位置する館山は東京を守るための重要な場所であったため、館山にはいろいろな種類の戦争遺跡が残されています。館山の戦争遺跡のなかで、地下壕として大規模な部類に入る赤山地下壕跡を見学しました。(※参照元:館山市ホームページ)読み方:あかやまちかごうあと
赤山地下壕の受付の建物。駐車場は未舗装ですが敷地内にあります。入場料は一般200円/小中高生100円です。見学の所要時間は約20分でした。
張り巡らされた地下壕の様子がわかります。(写真:現地にあった案内図より)案内板には当時の歴史の解説がありました。
いつ作られたか、はっきりとした資料は残っていませんが、赤山地下壕のような大規模地下壕は太平洋戦争開戦以前に作られた例はないそうです。
16:00には閉まってしまうのでご注意を!毎月第三火曜日は休壕日です。
地下壕の入り口。ヘルメット着用を義務付けられています。(受付にて懐中電灯と一緒に無料で貸し出してくれます)
赤山地下壕の特徴は壕を合計した長さが1.6キロメートルと全国的に大きい壕という点です。内部はかなりひんやりします。地層が斜めになっていたり、横に走っていたりと、壕によって様子が違います。
終戦に近い頃は館山海軍航空隊の防空壕として使われており、壕内に発電所跡があります。
戦時中の地下壕と聞くと狭く息苦しいイメージを想像していましたが、思っていたよりも広かったです。
赤山地下壕 当時の歴史
1930年に海軍5番目の実践航空部隊として、館山海軍航空隊がつくられ、終戦までの間、館山市香から沼にかけての一帯には、航空機の修理部品の補給をおこなった工場や食料・衣服・燃料などを補給した施設など、さまざまな軍事施設が作られたそうです。※参照元:現地の案内板「平成15年8月 館山市・館山市教育委員会」より
赤山地下壕 体験口コミ
戦争の記録を風化させない、その土地の歴史を学ぶ、という意味でも非常に貴重な体験でした。じゃらんの口コミを読むと総体して評価が高く、雨天でも観光できますし、入場料以上の学びが得られてオススメです。
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