2018年4月に3泊4日で台湾に行ったときの旅行記です。いまや台中の人気観光スポットと化した「宮原眼科」に行ってきました。
宮原眼科 台湾とは
日本の統治時代に医師の宮原武熊氏が台中駅前に開院した眼科医院の名前です。
その建物を台湾台中を代表する菓子メーカー「日出」が利用して始めたスイーツショップが「宮原眼科」なんです。宮原眼科のほかにも系列店が4店ありますが、5店舗すべて台中市内にしかありません。▶詳しい内容は「Travel.jp」
レンガ造りの外観からは想像できない、おしゃれで幻想的な店内。
3階まで伸びる大きな本棚。
2階に伸びる大きな木の階段。2階は「酔月楼」という台湾料理レストラン。
「酔月楼」のメニュー。点心をはじめ、チャーハンや炒め物などひと通り揃っています。
昔の医院で使っていそうな木製の薬箱。
宮原眼科 パイナップルケーキ
日出グループを代表するお菓子「パイナップルケーキ」。宮原眼科のパイナップルケーキは餡が違います!一般的なパイナップルケーキの餡は冬瓜やジャムを使用していますが、宮原眼科のパイナップルケーキは無添加、100%台湾産パイナップルなんです。
なので、値段も一般的なものと比べて高く、賞味期限が短いです。
土鳳梨酥/ネイティブパイナップルケーキ(15個入り)NT$380。※「土」は中国で”従来の、昔ながらの”、という意味
土鳳梨酥/ネイティブパイナップルケーキ(18個入り)NT$450
17號鳳梨酥/17号パイナップルケーキ(15個入り)NT$380 ※17号という品種のパイナップルを使用してる
17號鳳梨酥/17号パイナップルケーキ(18個入り)NT$450
宮原眼科で購入したお土産、パイナップルケーキと鉛筆クッキー。
開院1927年の文字が印字されたエントランス。
ドアノブには「100」の数字。ドアのところにいたスタッフさんに聞いたら、現在の宮原眼科のオープンが2012年(=民国100年)にちなんでだそうです。※中華民国が成立したのが1912年
お店側は「120」。台湾の長寿が120歳とされている、という説明でした。
エントランス左側の通路の先には1番のお目当てアイスクリーム「宮原眼科冰淇淋」があります。行列がすごい!
台中市第四信用合作社
宮原眼科で行列に並ばなくても同じアイスクリームが食べられるお店が徒歩5分のところにあります。もともと銀行だった建物を改装してオープンした「台中市第四信用合作社」です。眼科の次は銀行へ。
入ってすぐにかき氷やドリンクを注文するカウンターがあります。メニューは為替のレート表。銀行ならではです。
その奥にはワッフルの注文カウンター。
そしてお店の右側にはお目当ての「宮原眼科の冰淇淋(アイスクリーム)」コーナーがあります。
宮原眼科ではテイクアウトでしか食べられないアイスクリームをこちらではゆっくり着席して楽しめます。
アイスクリームカウンターうしろの冷蔵庫。ドアノブは通貨マーク。
台中市第四信用合作社のアイスクリームメニュー。アイスクリームは大きく4つに分かれています。
1)チョコレート(16種)
2)フルーツ&季節のフルーツ(21種)
3)ティー&四信スペシャル(19種)
4)コーヒー&ヨーグルト(15種)
チョコレート味だけでも16種類あって、すべてのフレーバーは71種類にもなります。はっきり言って選べません。
野球のボールみたいな印がおすすめのフレーバー。
【アイスの注文の仕方】
注文は簡単な英語で大丈夫です。
1)レジカウンターに並びます
2)サイズを聞かれます:シングル$90/ダブル$160/トリプル$225
3)フレーバーを聞かれます(ダブルなら2種類)
4)ワッフルボール(プラス$20)にするか聞かれます※インスタグラムに投稿するなら必須
5)会計をしたらトッピングのカウンターに回ってアイスができるのを待つ
6)注文したアイスがでてきたら、トッピングを聞かれます。※トッピングの数はアイスのスクープの数と同数できます
※レジに並ぶ前に、まずは日本語のメニューをスタッフさんにもらって、フレーバーをどれにするかじっくり考えるのが得策です。
16種類のチョコレート。
21種類のフルーツ。
15種類のヨーグルトとコーヒー。
19種類のお茶。
トッピング。左上の隅がチーズケーキ。「日出」を代表するスイーツなのでトッピングには絶対入れたい。
こちらもトッピング。
トリプルスクープ (チョコレート「80%ウガンダ」、四信スペシャル「ハニーチーズ」、お茶「東方美人」)。トッピングはチーズケーキ、ラムレーズン、ピーナッツジャム。
夕食に「沁園春」で小籠包をお腹いっぱい食べたあとなので、控えめな注文になりました。
2階のイートインスペース。銀行の窓口がカウンター席になっています。
照明の色使いでよりオシャレな雰囲気に。
赤いベンチシートが目を引くボックス席。座ると激せまです。
銀行時代の金庫の扉。随所に発見があって面白い。
男性トイレも一見の価値あり!?
当時の行員さんの写真。
1階お店の奥には「宮原眼科」で購入できるお土産が一部売っています。このお土産売り場は1元玉が敷き詰められてできています。目を凝らしてみないと気づきませんでした!
拡大写真。
宮原眼科 台中 感想
毎回のことですが、事前情報なしで、ただただ奥さんに付いて行った宮原眼科ですが、観光スポット化するほど人気の理由がちょっとわかりました。事前にいろいろと情報収集していくともっと発見があって楽しいと思います。女性の事前調査能力にはいつも頭が下がります。
宮原眼科のアイスを食べるなら、ちょっと歩いて「台中市第四信用合作社」まで行くとゆっくり座って食べられますのでおすすめです。私たちがお店に行ったのは夕食後の21時頃だったので、並ばずに注文できました。