2017年7月に2泊3日で韓国(ソウル)に行ったときの旅行記です。今回は旅行会社のツアーではなく、自分たちで航空券やホテルの手配をしてみました。
韓国旅行は旅行会社が企画するツアーの種類は多く、価格的にも魅力でした。しかし、ツアーですとフライトの時間やホテルが出発日が近くならないとわからない、というデメリットがありました。さらにツアーで比較的良いホテルを選ぶと意外に価格が上がってしまい、今回は自分で手配したほうが良い、との結論になりました。
ソウル行きの飛行機
現地での滞在時間を長くしたいため、【金曜日の午前出発/日曜日の午後帰国】の航空会社を探しました。希望に近いフライトがLCCのジンエアー(JIN AIR)だったのでオフィシャルサイトから予約しました。
ソウルのホテルはアクセスの良さを重視
短い滞在のため、下記の点に注意してホテルを選びました。
■仁川空港からのバスがホテルの目の前に停車するホテル
結果、「ベストウエスタンプレミアイン国都」が候補に上がり、トリップアドバイザーで価格を調査し、そこに決定しました。7月中旬の金・土・日で1泊ひとり8,000円くらいだったと思います。
【第1ターミナル北ウィング4階 Eカウンター】がジンエアーのチェックインカウンターでした。早めに到着したつもりでしたが、すでに列ができていました。
成田空港10:50発 ⇒ 仁川空港13:50着
(2017年10月26日から2018年3月24日の期間は成田空港11:00発の仁川空港14:00着になっています) 詳しくはJINエアーのオフィシャルホームページをご参照ください。
LCCですが軽食が提供されます。無料です。
マフィン、バナナ、ヨーグルトのセット。
仁川空港
空港に到着したらまずは両替。到着ロビーを出ると銀行の両替所が複数あります。なかにはキャンペーンをやっている両替所もあるので、少し比較してから両替をすると良いかもしれません。クレジットカードを使えることを想定して、そんなに大きくない金額を両替しました。
0.1円≒1ウォンだったので、100円≒1000ウォンと覚えました。
コンビニのレジで「T-moenyカード」は購入できます。チャージ額もその際伝えます。
両替が済んだら、空港内のコンビニで「T-moenyカード(Suicaみたいなもの)」を購入&チャージしました。仁川空港からベストウエスタンプレミアイン国都までのバス料金が15,000ウォン(≒1500円)なので取り合えず20,000ウォンをチャージ。
韓国WiFiレンタル
韓国はWiFi環境が整備されているという事前情報でしたが、ストレスなく滞在できるよう、現地でWiFiをレンタルしました。
ネットで調べたら「韓国コネスト」のホームページから予約するのが安かったので、日本から予約して仁川空港で受け取りました。
サイトにはあまり良くない口コミがあり、心配しましたが私たちの場合、使用は全く問題ありませんでした。
携帯電話、WiFiのレンタルカウンター。カウンター左の発券機で発券してから順番を待ちます。
SKテレコムのカウンター。スタッフさんは日本語ができました。支払いは返却時にクレジットカードでOK。
SKテレコムのポケットWiFi。1日3,000ウォン(≒300円)
ポケットWiFiのケース。中に充電器、携帯バッテリーが入っています。
仁川空港から市内行きのバス
準備が整ったのでバスにて市内(ホテル)に向かいます。
運行間隔は10分おきくらいなので、すぐ次のバスが来ます。ベストウエスタンプレミアイン国都までは所要時間75分。
料金は15,000ウォン(≒1,500円)。乗車するときに「T-moneyカード」をかざします。バスは2列&1列の並びで、リクライニングシートで足元も広いので快適でした。
ソウル市内で渋滞していたため、ホテル到着が16時くらいになりました。
ベストウエスタンプレミアイン国都
ホテルの目の前がバス停なので、スーツケースを持って移動しなくて済むのでかなり楽です。
ツインベッドの部屋。丸テーブル+ソファ。薄型テレビと比較的広い部屋の作りです。
バスとトイレ。韓国のトイレはウォッシュレットは標準装備?
洗面所。基本的なアメニティは揃っていますが、歯ブラシと歯磨き粉は有料で置いてあります。持参し忘れたので外出の際、スーパーで購入しました。
住所:ソウル特別市 中区 乙支路 164
最寄り駅:乙支路4街駅10番出口より徒歩 1分
広蔵市場(クァンジャンシジャン)
ソウル到着、観光1か所目はホテルから徒歩10分の「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」。目的は屋台グルメです。※写真は西門からの風景。市場への入り口は数か所あり、屋台街は「南1門」なので、まずはそこを目指します。
▼広蔵市場(クァンジャンシジャン)で食べたかった2品
・パッカネピンデトク(緑豆チヂミ)
・モニョキンパプ(麻薬キンパプ)
南1門から入るとすぐにグルメ屋台が立ち並んでいます。
こちらはメウタン通りのキムチ屋さん。
パッカネピンデトク(緑豆チヂミ)
パッカネピンデトクの屋台。
目的のひとつ、「パッカネピンデトク(緑豆チヂミ)」、5,000ウォン(≒500円)。サクサクの食感で、なかにはキムチ、ネギ、モヤシが入っています。チヂミに付いてきた玉ねぎの醬油漬けがとっても美味しく、日本に戻ってレシピをみて作ってしまいました。
屋台のなかでは石臼で豆を挽いてペイストにしているのが見えます。
|緑豆(リョクトウ)|
日本ではもやしの原料として使われることがほとんどで、中国では春雨や月餅などの餅の原料として使われているそうです。漢方薬としても使われるほどで、解熱、解毒、消炎作用があるそうです。
モニョキンパプ(麻薬キンパプ)
2つ目の目的、「モニョキンパプ(麻薬キンパプ)」2500ウォン(≒250円)。1本から注文でき、カットしてくれます。
これが人気の麻薬キンパプ。中はたくあん、ニンジン、ニラが入った一口サイズの巻きずし。紙コップにおでんの汁が入っていて、だしスープと一緒に食べるとさらにおいしい。このあと夕食に焼肉(肉典食堂 2号店)を予定していたこともあり、完食せず持ち帰り用のパックに詰めてもらいました。
地下鉄1号線の鍾路5街(チョンノオーガ)駅よりすぐ
肉典食堂 2号店(ユッチョンシッタン イホジョム)
夕食は韓国で人気の焼肉、「肉典食堂 2号店(ユッチョンシッタン イホジョム)」に行きました。観光客はほとんどいなく、地元の韓国人で賑わう人気店だそうです。
行列は当たり前との前評判で店舗を調べていると、1号店より2号店のほうが比較的待ち時間が少なく入れるとのことでした。
夕食の時間帯は避け、早めに行けばあまり待たなくて済むと思い、お店には17時半ごろに到着しました。外に並んでいるお客さんはいませんでしたが、すでに満席!入り口に順番待ちの紙キレが貼ってあるので、それをちぎって待ちます。
地下鉄1号線・2号線支線シンソルドン駅(新設洞)1番出口
地上にでるとセブンイレブンの隣にすぐ肉典食堂 2号店が見えてきます。
肉典食堂 2号店の外観。水色のビールケースが積んであるところが入り口です。
15分くらい待って、すぐに入店できました。すぐにバンチャン(おかず)が運ばれてきます。
目的は「モクサル」。モクサルは豚の首の部分のお肉です。表面に脂身があり、なかは赤身の弾力あるお肉。
他にもサムギョプサルが美味しいそうですが、食後のしめに「ポックンパ=炒飯」を食べたかったので注文は控えめにしました。
お肉は店員さんが焼いてくれます。まずは焼き台の中心にお肉を載せます。
表面が焼けてきたら、サイコロ大の大きさにカットしてくれます。なかから肉汁が・・・
コロコロ転がしながらすべての面を焼きます。ここまですべて店員さんがやってくれるので、焼くのを見てるだけでOK。
モクサルは行者ニンニクの葉を巻いて食べるのがおすすめ、とのことで追加で注文。
行者ニンニクの葉にモクサルをのせ、さらにわさびを付けて、いざ実食。
思ったほど脂っこくなく、肉の美味しさがしっかり味わえます。これはめちゃくちゃ美味しいです!2人前じゃちょっと足りなかったかな、というくらい、箸が進みます。
行者ニンニクの葉以外にも味噌をつけて葉っぱに巻いて食べたりと、色々な味が楽しめます。地元韓国の人で賑わうのも納得の美味しさ。
モクサルのあとのシメ、「ポックンパ」
クッキングシートを焼き台に敷いて、バターを溶かします。
ご飯を投入して炒めます。これも全て店員さんがやってくれます。最後にチーズを振りかけて、いざ実食。
普通に美味しいですが、(味は好みなので)期待が高すぎたかもしれません。それならサムギョプサルかモクサルを追加して食べたほうが良かったかな、という感想です。
お会計は「モクサル2人前26,000ウォン、行者ニンニクの葉2,000ウォン、ポックンパ3,000ウォン」で合計31,000ウォン(≒3,100円)
かなり美味しかったので大満足の初モクサルでした。もともと初日の夕食は「肉典食堂」のモクサルと決めていたので、そこを中心に予定を組んだので、待たずに入店できましたのが良かったです。
住所:ソウル特別市 東大門区 ハンピッ路 6
TEL:02-926-6373
地下鉄1号線・2号線支線シンソルドン駅(新設洞)1番出口より徒歩1分