2023年9月に4泊5日でブルネイ/マレーシアに行ったときの旅行記です。
2日目の午後はブルネイ観光のなかでも人気の高いリバークルーズに行ってきました。
ただ、リバークルーズと言っても観光船のツアーに入るわけでもなく、自分たちでブルネイ川を行き来するボートをチャーターするだけです。
ボートクルーズで行く観光地は2箇所です。
- 絶滅危惧種のテングザルをマングローブに見に行く
- 世界最大級の水上集落カンポンアイールを船から見学する
この2つはモスクと合せてブルネイの定番観光スポットになっています。
ブルネイボート乗り場と料金
ヤヤサンショッピングセンター前のボート乗り場。ちなみにブルネイ川沿いのボート乗り場は2か所です。※地図はおおよその位置です
私たちはヤヤサンショッピングセンターのところから乗りました。
料金は交渉です。階段のところで待っていると船も観光客とわかってるので「モンキーツアー?」と言って声をかけてきました。
料金はモンキーツアーのみ2時間$30でした。まずはその半分の値段を伝えて段階的に値切りながら$20にしてもらって交渉成立です。お金は乗船時に現金を渡しました。
テングザルのマングローブ リバークルーズ
値段交渉も完了していざ出発!と思いきや、先にガソリン入れされてくれ、とのことでカンポン・アイールのガソリンスタンドに寄ります。
ここがカンポン・アイールの水上ガソリンスタンド。
お金の受け渡しは紐に吊るされた籠が降りてきて、そんな中にお金を入れる仕組みでした。水上集落の生活が垣間見れました。
船尾にタンクあって、意外に小さいんですね。
ガソリン満タンでいざ、絶滅危惧種のいるマングローブへ!
けっこうなスピードで水しぶきが飛びます。直射日光もきついので帽子と長袖があったほうがいいかもです。
いざという時の救命胴衣は乗船時に貸してくれました。
国王が住むイスタナ・ヌルル・イマン。
第3婦人の邸宅らしいです。
ちょこちょこ船頭さんが解説入れてくれるので親切な人でした。
20分くらい奔ると景色が変わってきました。
テングザルの前に野生のワニ発見。ブルネイ川には多くのワニが生息してるらしく、船頭さんが捕まえた巨大ワニの写真を見せてくれました。
さらに奥へと船を進めると、いました!絶滅危惧種のテングザルです。
船を岸まで近づけて止めてくれるので、けっこう近くで見れました。
出会えたらラッキーくらいのものらしいですが、クルーズ中に2つの群れと遭遇できました。
ネットの情報だとテングザルを見に行くにはテングザルが活動する朝か夕方の時間帯が良いそうです。
カンポンアイール 世界最大級 水上集落
無事テングザルにも出会えて市内に戻ってきました。カンポンアイールも少し見て廻りたいとお願いしたらOKだったので、追加で$5お渡ししました。
船上から集落を見ただけですが、そこは陸地と変らない生活風景が広がっていて、かなり驚きました。
水上のモスク。
水上集落と聞くと貧困層の方が住むエリアを想像していましたが、生活水準は陸の生活者と変わらないみたいです。
では、なぜ世界最大規模の水上集落ができたかというと、もともと原生林だった国土を開墾するにあたって、陸地にいる猛獣が人間の脅威となったため、水の上なら安全ということで人々は水の上で生活をし始めたのがきっかけらしいです。
現在は政府が陸地に移住するように推奨しているらしく、そこに住む人は減ってきているようです。
学校もあります。ちょうど学校が終わった時間らしく、「これから子供を迎えに行ってもいいか?」とのことで、急遽お子さんのお迎えに立ち会うことになりました。
親は船で子供を迎えにきてます。
お子さんを乗せたら、家の近くのハシゴまできました。スルスルっとハシゴを上がって帰って行きました。かわいかったですね。
船上さんの自宅の軒下の船を停める駐車場を見せてくれました。
消防署。
こっちは警察署。
さっきのとは違うモスク。
ブルネイ川にかかる大きな橋。
ガドンナイトマーケットで夕飯を食べる予定だったので、最後はガドンモールのところで船を降ろしてもらいました。