シギリアロック登頂(Sigiriya Rock)
スリランカ3日目はいよいよ世界遺産シギリアロックへの登頂します。宿泊先の「フレスコ ウォーター ヴィラ(Fresco Water Villa) 」で朝食を済ませ、シギリアロックへ午前8時前に到着しました。
シギリアロックは5世紀に建造された岩上の王宮跡で岩山自体は約200メートルの高さです。いまから1500年も前に切り立った岩山の頂上に王宮を作ったなんて、昔のひとってほんと凄い。
頂上に貯水池があるのですが、どうやって高さ200メートルまで水を吸い上げているのかその仕組みは今なお解明されていないそうです(ガイドさん談)。そんな予備知識があると登っているときの見方が全然違います。
午前8時に国歌と思わしき音楽が流れると、スリランカの人は直立不動で国歌を聞きはじめます。わたしたちのガイドさんは帽子を取って国歌を聞き、終わると一礼してまた動き出していた。
入り口からしばらく歩くとシギリアロックが遠くに見えてくる。あいにくの曇り空です。
岩の高さは200メートル。階段を使って頂上を目指します。朝早くにもかかわらず頂上への道は多少混雑しています。ルートとしては頂上に登る前に「シーギリヤレディ」と呼ばれるフレスコ画が描かれた場所を最初に目指します。
途中から急な階段を登っていくことになります。階段は狭く急なところもあるのでスニーカーの準備必須です。写真左上にみえる四角い金網フェンスのところが「シギリアレデイ」の場所になります。
かなり急です!それにしてもこんな岩肌によく階段作りましたね。
階段を登った通路から見える景色。
公園の入り口から通じる道。そこを通ってきたと思うと結構な距離を登っています。
シギリアレディ
ようやく一つのお目当て「シギリアレデイ」を拝むことができました。以前は500体の「シギリアレデイ」が描かれていたそうですが、いまはかなり少なくなっています。※ちなみに現在は撮影は禁止。(こちらは2015年12月に撮影したもの)今考えると貴重な一枚になりました。
左下の女性は蓮の花?を持っています。控え目で微笑ましい表情の女性が描かれています。
「シギリアレデイ」を見学したあとは登ってきた螺旋階段を降りてライオンの足へ。
ライオンの足から頂上へ
ライオンの足の側面。
王宮への道はライオンの足の間を抜けて階段を登って行きます。ここの階段は本当に狭くて急なので登るときは要注意です。しかも私たちが登っているときに急に雨が強くなって、階段の途中で止まってしまう人もいたので、めちゃくちゃ危険でした。
ようやく頂上へ。雨と雲で頂上からの絶景は残念ながらお預けです。
頂上は想像していたよりもかなり広く。おそらく居住地だったりした場所が段々畑のようになっています。
1500年前に王様が住んでいたと思うと感慨深いです。
スリランカには世界文化遺産、自然遺産が合わせて8つありますが、ここシギリアロックは断トツの人気だそうで、ぜひ今度は晴れた日にシギリアロック登ってみたいものです。(※2015年12月訪問記)